あなたの貯金は同年代で何番目?「資産偏差値チェッカー」を作りました
「みんな、実際いくら貯めてるんだろう」
気になるけれど、人には聞けないですよね。SNSで流れてくる「資産1,000万円を達成しました」という投稿に、静かに焦った経験がある人も多いと思います。
でも、SNSに流れてくる数字は、うまくいっている人の数字です。比べる相手として、そもそも適切ではありません。
そこで、国の公式統計と自分の資産を比べられるツールを作りました。年齢と資産額を入れるだけで、同年代の中でのあなたの位置が「偏差値」で出ます。登録不要・無料で、入力した数字はどこにも送信されません。
この記事でわかること
- 同年代の中での、あなたの資産の位置(偏差値と上位何%か)
- 同年代の「中央値」と、あなたとの差
- 平均値と比べて落ち込む必要がない理由
資産偏差値チェッカー
- 同年代・同じ世帯タイプの資産分布(統計)の中で、あなたが何%の位置かを求めます
- その位置(パーセンタイル)を、模試と同じ考え方で偏差値50±10に換算します
- 資産の分布は一部の富裕層に強く偏るため、平均からの距離ではなく順位で計算しています
- 偏差値
- 集団の真ん中が50。60なら上位約16%、40なら下位約16%の位置です。
- 中央値
- 全員を資産順に並べたときの、ちょうど真ん中の人の金額。
- 金融資産(この統計の定義)
- 運用や将来の備えとして持つお金。日常の出し入れ用の口座や、持ち家などの不動産は含みません。
- 出典:金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」(2025年12月公表・各種分類別データの世帯主年令別・非保有世帯含むベース)。無回答分を除いて合計100%に再計算しています。
- 調査対象は20歳以上80歳未満(インターネットモニター調査)。二人以上世帯の年代は世帯主の年齢です。
- 元の統計は年1回(例年12月ごろ)更新されます。このツールも新しい調査の公表に合わせて年1回データを更新する運用です。
使い方は3ステップです
- 年齢と世帯タイプ(ひとり暮らしか、家族と一緒か)を選ぶ
- 現金・預貯金と、運用資産(NISAや投資信託など)を万円で入れる
- 「偏差値を見る」を押す
これだけです。偏差値は模試と同じ考え方で、50がちょうど真ん中。60なら上位およそ16%の位置になります。
結果を見るときのコツ:平均値と比べないこと
このツールを作るとき、いちばん伝えたかったのがここです。
たとえば、20歳から29歳のひとり暮らし世帯の場合、金融資産の平均は約255万円です。この数字だけ見ると「そんなに持ってないよ」と感じるかもしれません。
でも、同じ集団の中央値は約37万円。全員を資産順に並べたとき、ちょうど真ん中の人は37万円なんですね。
平均が高く出るのは、一部の富裕層が数字を引っ張り上げているからです。実感に近いのは中央値のほうで、だからこのツールも平均からの距離ではなく「順位」で偏差値を計算しています。
出典:金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」(2025年12月公表)
「貯蓄なし」は3人に1人。ゼロでも使ってください
同じ調査では、20歳から29歳のひとり暮らしのうち、約3人に1人が金融資産の「非保有」でした。
この「非保有」は、日常の出し入れ用の口座を除いた数字なので、貯金が完全にゼロという意味ではありません。それでも「将来の備えがまだない人」が3人に1人いる、というのが公式統計の実像です。
だから、資産が少なくても落ち込む材料にはしないでください。このツールは順位づけで誰かを責めるためではなく、「現在地がわかれば、次の一歩が決めやすくなる」ために作りました。実際、分布の真ん中あたりは密集しているので、毎月の積み立てを少し増やすだけでも位置は大きく動きます。
公務員への転職を考えている人へ
このブログは「働きながら公務員に受かる」がテーマなので、最後にひとつだけ。
転職を考えるとき、給料の増減ばかりに目が行きがちですが、判断の土台になるのは「いまの資産の現在地」です。受験勉強に使う期間の生活防衛資金があるか。一時的に収入が下がっても耐えられるか。その見積もりは、現在地がわかってはじめて立てられます。
社会人からの公務員転職に興味がある人は、こちらの記事からどうぞ。
公務員の社会人枠(経験者採用)とは?一般枠との違い・受験資格・何歳まで受けられるかを解説
おわりに
資産の話は、身近な人にこそ聞きにくいものです。だからこそ、誰にも見られずに現在地を確かめられる道具があっていいと思って作りました。
数字が良くても悪くても、それはいまの現在地にすぎません。わかった上で次の一手を決める。それができた時点で、たぶんあなたは同年代の中でかなり前のほうにいます。
ツールは統計の更新(毎年12月ごろ)に合わせて、データを年1回更新していく予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。