消防士からのキャリア

消防士から市役所へ。手取りは26万から24万になりました|給料と休みの実数

あにたろ

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手取りは、26万から24万になりました。

消防士として15年働いたあと、在職のまま半年独学して、市役所に移りました。転職の記事はたくさんありますが、「移ったあと」の話は少ないと思います。給料はいくら変わったのか。1日は何をして過ごすのか。休みは増えたのか。

その「移ったあと」を、数字で並べていきます。

手取りの数字から

  • 手取りは26万から24万。基本給は同じで、消えたのは手当
  • 当務24時間のうち勤務扱いは16時間。この8時間が市役所にはない
  • 年休は7〜8日から15日程度に。僕の場合は倍になった

基本給は、ほぼ変わりませんでした

先に結論を書きます。

僕の場合、手取りの基本給は消防のときと変わりませんでした。転職で給料が下がったというより、正確には「手当が消えた」が近いです。

消防には、休日出勤があります。夜間の出動も。そのぶんの手当が毎月乗って、手取りはだいたい26万くらいでした。

市役所には、その手当がありません。手取りは24万前後。3万ほど減ったな、と感じる月もありました。

つまりこういうことです。

給料の差は、基本給ではなく手当の構成で決まります。

これは消防に限らず、交替制勤務から日勤の仕事に移る人みんなに当てはまる話だと思います。夜勤手当、休日手当、出動手当。いま毎月の明細に乗っているその行が、転職先にあるかどうか。そこを見ずに基本給だけ比べると、入ってから「あれ、思ったより少ない」となります。

なお、公務員の初任給がどう決まるか(職歴がどう加算されるか)は別の記事に整理してあります。数字の仕組みから知りたい方はそちらをどうぞ。

▶ 関連記事:民間から公務員に転職すると給料は下がる?初任給の決まり方と職歴加算をわかりやすく解説

建設課の1日は、日によってまるで違う

市役所で僕がいたのは建設課です。

1日の流れを書こうとして、少し困りました。決まった1日が、ないからです。

1日中、草刈りをしている日があります。倒木の対応に走り回る日も。かと思えば、朝から夕方まで机で事務仕事だけ、という日もありました。現場と書類を行ったり来たりする部署でした。

消防と似ている点もあります。突発の対応があるところです。倒木や土砂は、こちらの予定を聞いてくれません。

ただ、決定的に違うことが1つありました。

緊急対応がなければ、定時に帰れます。

僕は基本的に、定時で帰っていました。消防の勤務表には「定時で帰る」という選択肢自体がなかったので、これは大きな変化でした。

休みは、数字ではっきり増えました

ここが、いちばん変わったところです。

消防の当務は24時間です。ただ、勤務時間として扱われるのは、そのうち16時間でした。残りの8時間は、仮眠や休憩の時間。職場に拘束されているのに、勤務ではない時間です。

毎回の当務に、この8時間がありました。出動指令が鳴れば、当然その瞬間から現場です。体は職場にあるのに、勤務時間には数えられない。この仕組みの中に15年いました。

市役所には、この時間がそもそも存在しません。勤務時間が終われば、体も時間も自分のものです。

年休も変わりました。消防のときの取得は年7〜8日。市役所では15日程度取れました。これは所属によるところが大きいので、どの職場でもこうなるとは言えません。ただ僕の場合は、倍になりました。

手取りは月に数万減って、休みと時間が増えた。僕の転職を数字だけでまとめると、そういう交換でした。

転職前に、給与明細の「手当の行」を数えてください

今日の持ち帰りはこれです。

いまの自分の給与明細を出して、基本給以外の行を見てください。夜勤手当、休日手当、出動手当、当直手当。そこに乗っている金額の合計が、転職で消える可能性のあるお金です。

僕の場合はそれが月2〜3万でした。この数字を先に知っていたので、手取りが減っても「想定どおり」で済みました。知らずに移っていたら、たぶん最初の給料日に落ち込んでいたと思います。

逆に、拘束されているのに勤務にならない時間が今どれくらいあるかも、数えてみてください。それが、転職で戻ってくる時間です。

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▶ 関連記事:消防士から公務員(行政職)への転職、現実的なルートを整理した

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おわりに

お金の面だけ見れば、僕の転職はマイナスです。手取りは月2万ほど減りました。

それでも、拘束されるだけで勤務にならない8時間がなくなり、年休が倍になり、夕方に自分で1日を区切れるようになりました。この交換を損と呼ぶか得と呼ぶかは、その人がいま何に困っているかで変わると思います。

あなたの明細には、消える手当がいくら乗っていますか。戻ってきてほしい時間は、どれくらいありますか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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